「防犯フィルムは本当に効果があるの?」「防犯ガラスとは何が違う?」「費用はいくらかかる?」
大分市・別府市で窓の防犯対策を検討している方へ、防犯フィルムの効果と限界、防犯ガラスとの違い、施工価格の考え方を解説します。
防犯フィルムはガラスを絶対に割れなくするものではありません。ガラス破りによる侵入に時間をかけさせることを目的とした対策です。
この記事の結論
- 防犯フィルムは、ガラス破りによる侵入に時間をかけさせる対策
- ガラスが割れること自体を完全に防ぐものではない
- 防犯目的では、鍵の周辺だけではなくガラス全面への施工を確認する
- CPマークは対象製品を選ぶだけでは表示できない
- 防犯ガラスと防犯フィルムは、構造・施工方法・確認条件が異なる
- 補助錠や防犯カメラなど、複数の対策を組み合わせることが大切
防犯フィルムの効果を動画で確認
次の動画は、3M Japanが公開している防犯フィルム「ULTRA S2200」のバット打撃試験です。
動画提供:3M Japan「防犯フィルムULTRA S2200 バット打撃試験」
動画を見るときの注意点
動画はULTRA S2200を使用した所定条件での試験です。すべてのフィルムや窓が同じ結果になることを保証するものではありません。実際の性能は、製品、ガラスの種類と厚さ、施工範囲、施工方法、窓の構造、補助錠などによって変わります。
防犯フィルムにはどのような効果がある?
防犯フィルムは、ガラスが破壊されたときに破片をフィルムへ保持し、侵入できる大きさの開口部を作るまでに時間をかけさせることを目的としています。
日本ウインドウ・フィルム工業会では、侵入盗は侵入に5分以上かかると約7割が諦めるという調査を基に、防犯性能試験の目標抵抗値を5分に設定したと説明しています。
防犯フィルムで期待できること
- ガラス破りによる侵入に時間をかけさせる
- ガラスが割れたときの破片の飛散を抑える
- 透明タイプなら窓の見た目を大きく変えずに対策できる
- 既存ガラスを利用できる場合がある
- 補助錠などと組み合わせて窓の防犯性を高める
防犯フィルムだけではできないこと
- ガラスが割れることを完全に防ぐ
- あらゆる侵入方法を完全に防ぐ
- 鍵の掛け忘れや無施錠を補う
- 劣化・破損したガラスを補修する
- すべての窓を自動的にCPマーク対象にする
防犯フィルムは「侵入を完全に防ぐ保証」ではありません
窓からの侵入に時間をかけさせるための対策のひとつです。施錠、補助錠、雨戸・シャッター、防犯カメラ、センサーライトなどを組み合わせて考えます。
防犯フィルムの部分貼りでも効果はある?
防犯目的でフィルムを施工する場合、クレセント錠の周辺だけに貼る「部分貼り」では、フィルムが貼られていない場所を大きく破られる可能性があります。
CPマーク表示の対象となる防犯フィルムは、ガラスの露出部全面、またはサッシへの飲み込み部分を含む全面への施工が条件です。
部分貼りと全面貼りは同じではありません
市販品などを鍵周辺へ部分的に貼る方法と、CPマークの表示条件を満たす防犯フィルム施工は区別する必要があります。部分貼りを行っただけで、CPマーク対応の防犯対策になるわけではありません。
CPマーク対応防犯フィルムとは
CPマークは、警察庁・国土交通省・経済産業省などが参加する官民合同会議による防犯性能試験を基にした「防犯性能の高い建物部品」の共通標章です。
防犯フィルムでは、対象製品を選ぶだけで自動的にCPマークを表示できるわけではありません。
CPマーク表示で確認が必要な主な条件
- 防犯性能試験を通過し、対象製品として掲載されていること
- 指定された製品仕様と接着剤の条件を満たすこと
- 対象となる種類・厚さのガラスへ施工すること
- ガラスの露出部全面、または飲み込み部分を含む全面へ施工すること
- 所定の資格を持つ技能者が施工すること
- 可動窓ではサブロック機能付きクレセントや補助錠などを確認すること
- 製品ごとに定められた施工条件を満たすこと
ガラスの種類や厚さは、写真だけでは確定できない場合があります。CPマーク表示を希望する場合は、現地でガラスと窓の構造を確認します。
防犯ガラスと防犯フィルムの違い
防犯ガラスと防犯フィルムは、どちらもガラス破り対策として検討されますが、構造と施工方法が異なります。
| 比較項目 |
防犯ガラス |
防犯フィルム |
| 基本的な方法 |
防犯性能を持つガラスへ交換 |
既存ガラスへフィルムを施工 |
| 主な確認事項 |
ガラス構成、寸法、サッシ、交換方法 |
ガラス種類、厚さ、傷、施工範囲、窓の構造 |
| 既存ガラス |
基本的に交換する |
条件を満たせば利用できる場合がある |
| CPマーク |
対象製品・仕様であることが必要 |
対象製品と定められた施工条件を満たす必要がある |
| 費用 |
ガラス、サッシ、寸法、交換工事などで変わる |
製品、面積、ガラス、施工条件などで変わる |
防犯ガラスと防犯フィルムを、一律に「同じ性能」「必ずフィルムの方が安い」と表現することはできません。窓の状態や希望する防犯性能、施工条件を確認して選びます。
防犯ガラスとの比較やCPマーク対応フィルムについて詳しく知りたい方は、次の記事もご覧ください。
大分市・別府市で防犯ガラスを検討中の方向けの比較記事
防犯フィルムの施工価格
HARU工房いちまるの掲載料金
防犯フィルム 1㎡あたり24,000円~
材料費・施工費を含む/税別
上記は掲載時点の料金目安です。正式な金額は、現地で窓とガラスを確認したうえでお見積もりします。
料金が変わる主な条件
- 使用するメーカーと製品
- 窓の大きさと施工面積
- ガラスの種類と厚さ
- 既存フィルムの有無と剥離作業
- 高所・狭所・特殊形状などの施工環境
- 交通費や夜間施工などの条件
- 補助錠など、窓まわりの追加確認
「準防犯フィルム」という表示について
厚みのある貫通対策用フィルムであっても、CPマーク対象製品やCPマーク表示条件を満たす防犯フィルムと同じとは限りません。価格だけで選ばず、製品名、厚み、試験結果、CPマーク対象製品かどうかを確認してください。
既存フィルムの剥離、遠方、高所、夜間、狭所、特殊形状などでは追加費用が発生する場合があります。最新の料金条件は料金ページまたは正式なお見積もりでご確認ください。
窓ガラスフィルムの料金・施工の流れを確認する
防犯フィルムの施工前に確認すること
- 窓の横幅と高さ、枚数
- 単板・複層・Low-E・網入りなどのガラス構成
- ガラスの厚さ
- 傷、欠け、ヒビの有無
- 既存フィルムの有無
- 可動窓かFIX窓か
- クレセントと補助錠の状態
- 窓の室内側に作業スペースがあるか
すべてのガラスに同じように施工できるとは限りません
ガラスの種類、厚さ、傷、ヒビ、窓の構造、製品との組み合わせによっては、施工できない場合やCPマーク表示の対象にならない場合があります。
HARU工房いちまるの防犯フィルム施工事例
よくある質問
Q. 防犯フィルムを貼れば窓ガラスは割れなくなりますか?
いいえ。ガラスが割れる可能性はあります。防犯フィルムは、割れたガラスを保持し、侵入できる開口部を作るまでに時間をかけさせるための対策です。
Q. 鍵の周りだけの部分貼りでも効果はありますか?
フィルムを貼っていない場所を破られる可能性があります。CPマーク表示の対象となる防犯フィルムは、ガラスの露出部全面、または飲み込み部分を含む全面施工が条件です。
Q. 防犯ガラスと防犯フィルムは同じ性能ですか?
同じとは限りません。製品構造、試験条件、ガラス、施工方法などが異なります。どちらを選ぶ場合も、対象製品・窓・施工条件を確認する必要があります。
Q. 市販の防犯シートと業者施工の防犯フィルムは同じですか?
製品の厚さ、構造、試験結果、施工範囲などが異なる場合があります。「防犯用」と表示されていることだけで、CPマーク対象製品とは判断できません。
Q. 写真だけで正式な料金が分かりますか?
写真と寸法から概算をご案内できる場合があります。ただし、正式な施工可否や金額は、ガラスの種類、厚さ、傷、既存フィルム、施工環境などを確認して決定します。
まとめ|効果・施工条件・価格を確認して選びましょう
防犯フィルムは、ガラス破りによる侵入に時間をかけさせるための対策です。ただし、ガラスが絶対に割れなくなるものでも、すべての侵入を完全に防ぐものでもありません。
特にCPマーク対応防犯フィルムを希望する場合は、対象製品を選ぶだけでなく、ガラスの種類と厚さ、全面施工、施工者、補助錠などの条件を確認する必要があります。
大分市・別府市で防犯フィルムを検討している場合は、まず侵入が心配な窓の場所、窓の大きさ、現在のガラス、補助錠の有無などを確認しましょう。
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