「窓ガラスを割られて侵入されないか不安」「掃き出し窓の防犯を見直したい」と感じていませんか。
大分市・別府市・日出町・杵築市周辺で窓の防犯対策を検討している方へ、防犯フィルムでできること、飛散防止フィルムとの違い、優先して確認したい窓、費用の考え方を解説します。
最初に知っておきたいこと
防犯フィルムは、窓ガラスを絶対に割れなくする製品ではありません。
ガラスが破壊された際に破片をフィルムへ保持し、侵入できる大きさの開口部を作るまでに時間をかけさせるための対策です。施錠、補助錠、雨戸・シャッター、防犯カメラなどと組み合わせて考えることが大切です。
掃き出し窓や人目につきにくい窓は、防犯対策を確認したい場所です。画像はイメージです。
なぜ窓まわりの防犯対策が必要なのか?
警察庁の統計をもとにした政府広報では、2024年の住宅侵入窃盗について、一戸建て住宅の主な侵入手口は「無締まり」5,950件、「ガラス破り」4,454件と紹介されています。
また、一戸建て住宅と共同住宅では、「窓」と「表出入口」からの侵入が全体の7割以上を占めています。
そのため、まず短時間の外出や在宅中でも確実に施錠し、そのうえで次のような対策を組み合わせることが重要です。
- 窓と玄関の確実な施錠
- 窓への補助錠の設置
- 雨戸やシャッターの活用
- 防犯性能の高い建物部品の検討
- 防犯フィルムによるガラス破り対策
- 録画機能のある防犯カメラやセンサーライトの設置
防犯フィルムを貼っていても、窓が無施錠であれば侵入される可能性があります。フィルムだけに頼らず、日頃の施錠確認とあわせて対策しましょう。
防犯フィルムを貼れば侵入されなくなる?
防犯フィルムを貼っても、侵入を完全に防げるとは限りません。また、ガラスが割れること自体を完全に防止するものでもありません。
防犯フィルムは、ガラスが割れたときに破片を保持し、手や工具が入る大きさの穴を開けるまでに時間をかけさせることを目的としています。
日本ウインドウ・フィルム工業会では、侵入に5分を超える時間がかかると約7割が諦めるという調査をもとに、防犯性能試験の目標抵抗値が5分に設定されたと説明しています。
「5分間、必ず侵入を防ぐ」という保証ではありません
実際の性能は、使用する製品、ガラスの種類と厚さ、施工範囲、窓の構造、補助錠の有無、施工方法などによって変わります。
防犯フィルムと飛散防止フィルムの違い
防犯フィルムと飛散防止フィルムは、どちらも窓ガラスに施工するフィルムですが、主な目的が異なります。
| 種類 |
主な目的 |
検討したい場所 |
| 飛散防止フィルム |
地震や台風、衝突などでガラスが割れた際に、破片の飛散を抑える |
リビング、子ども部屋、店舗、事務所、避難経路付近 |
| 防犯フィルム |
ガラス破りによる侵入に時間をかけさせる |
1階の掃き出し窓、勝手口付近、人目につきにくい窓、店舗のガラス面 |
一般的な飛散防止フィルムを貼っただけで、CPマーク対応防犯フィルムと同じ防犯性能になるわけではありません。製品名、厚み、試験結果、施工条件を確認する必要があります。
どの窓から優先して対策する?
予算や建物の状況によっては、家中すべての窓を一度に施工するのではなく、侵入リスクを確認して優先順位を決める方法もあります。
特に確認したいのは次のような窓です。
- 1階の掃き出し窓
- 庭木や塀などで外から見えにくい窓
- 建物の裏側や隣家との間にある窓
- 勝手口や浴室付近の窓
- 物置や室外機などが足場になる場所の窓
- 留守にする時間が長い部屋の窓
- 店舗・事務所の入口や道路側のガラス面
掃き出し窓は人が通れる大きさがありますが、掃き出し窓だけが必ず狙われるとは限りません。周囲からの見通し、足場、施錠状態、補助錠の有無なども含めて確認します。
CPマーク対応防犯フィルムとは?
CPマークは、警察庁・国土交通省・経済産業省などが参加する官民合同会議による性能試験をもとにした、「防犯性能の高い建物部品」の共通標章です。
防犯フィルムの場合、対象製品を選んだだけで自動的にCPマークを表示できるわけではありません。
主な確認条件
- 防犯性能試験を通過した対象製品であること
- 指定された製品仕様と接着剤の条件を満たすこと
- 対象となる種類・厚さのガラスへ施工すること
- ガラスの露出部分全面、または飲み込み部分を含む全面へ施工すること
- 日本ウインドウ・フィルム工業会が認定する防犯フィルム施工技能者が施工すること
- 可動窓ではサブロック機能付きクレセントや補助錠などの条件を確認すること
- 製品ごとに定められた施工条件を満たすこと
鍵の周辺だけに貼る部分施工は、CPマーク表示の条件を満たしません
防犯目的では、ガラスの露出部分全面への施工が基本です。市販フィルムの部分貼りと、CPマーク表示条件を満たす施工は区別して考える必要があります。
防犯フィルムの費用目安
防犯フィルムの料金は、使用する製品、窓の大きさ、施工面積、ガラスの種類、既存フィルムの有無、施工環境などによって変わります。
HARU工房いちまるの掲載料金目安
防犯フィルム 1㎡あたり24,000円~
材料費・施工費を含む/税別
※掲載時点の目安です。既存フィルムの剥離、高所・狭所・特殊形状、遠方、夜間施工などでは追加費用が発生する場合があります。正式な金額は現地確認後のお見積もりで決定します。
料金と施工の流れを確認する
相談前に用意すると確認しやすい写真
LINEで相談する際は、次の写真や情報があると確認がスムーズです。
- 室内側から撮影した窓全体の写真
- 屋外側から撮影した窓全体の写真
- 窓枠やゴム部分が分かる写真
- 鍵・クレセント錠・補助錠付近の写真
- ガラスの刻印やシールの写真
- 窓の横幅と高さ、枚数
- 建物の所在地と窓のある階
- 現在困っていること
ガラスの種類、窓枠、鍵まわり、補助錠の有無などを確認します。画像はイメージです。
写真と寸法から概算をご案内できる場合があります。ただし、写真だけではガラスの種類、厚さ、傷、熱割れリスク、正式な施工可否、CPマーク表示の可否、正式な金額を確定できない場合があります。
防犯フィルムを検討するときの注意点
- 侵入を完全に防ぐ製品ではない
- ガラスが割れること自体を完全に防ぐものではない
- 施錠忘れや無締まりを補うことはできない
- 防犯目的ではガラス全面への施工を確認する
- ガラスの種類や厚さによって施工可否が変わる
- 強化ガラスなど、CPマーク貼付対象にならないガラスがある
- 傷、欠け、ヒビがあるガラスには施工できない場合がある
- 補助錠、シャッター、防犯カメラなどと組み合わせる
網入りガラス、複層ガラス、Low-Eガラスなどは、製品との組み合わせや熱割れリスクの確認も必要です。すべてのガラスへ同じ条件で施工できるわけではありません。
よくある質問
Q. 防犯フィルムを貼ればガラスは割れませんか?
A. いいえ。ガラスが割れる可能性はあります。防犯フィルムは、割れたガラスを保持し、侵入できる開口部を作るまでに時間をかけさせるための対策です。
Q. 鍵の周辺だけに貼っても防犯対策になりますか?
A. フィルムを貼っていない場所を破られる可能性があります。CPマーク表示の対象となる防犯フィルムでは、ガラスの露出部分全面、または飲み込み部分を含む全面施工が条件です。
Q. 透明な防犯フィルムでも効果がありますか?
A. 透明タイプにも防犯性能試験を通過した製品があります。ただし、透明であることだけでは防犯性能を判断できません。製品名、試験結果、ガラス、施工条件を確認します。
Q. 写真だけで正式な見積もりができますか?
A. 写真と寸法から概算をご案内できる場合があります。正式な施工可否と金額は、ガラスの種類、厚さ、既存フィルム、窓の状態、作業環境などを確認して決定します。
まとめ|窓の防犯は複数の対策を組み合わせましょう
窓からの侵入が不安な場合は、まず窓と玄関の施錠、補助錠、死角、足場になる物の有無を確認しましょう。
防犯フィルムは、ガラス破りによる侵入に時間をかけさせるための対策です。ただし、フィルムだけですべての侵入を防ぐことはできません。
確実な施錠、補助錠、雨戸・シャッター、防犯カメラ、センサーライトなどと組み合わせ、建物の状況に合った対策を選ぶことが大切です。
参考:
政府広報オンライン「住まいの防犯対策」 /
警察庁「住まいる防犯110番」 /
日本ウインドウ・フィルム工業会「防犯フィルム」