新築住宅の引渡し日が決まったものの、「窓ガラスフィルムはいつ施工すればよいのか」と迷うことがあります。
引渡し前はまだ建築会社の管理下にあり、引渡し後はカーテンの取付け、家電の設置、家具の搬入などが続きます。
窓ガラスフィルムは入居後でも施工できますが、作業場所を確保しやすいのは、一般的に鍵を受け取った後からカーテン・家具を搬入する前までです。
先に結論
施工時期は「引渡し後・家具搬入前」が決めやすいタイミングです。ただし、建築会社の許可があれば引渡し前に施工できる場合もあります。分譲マンションや賃貸住宅では、管理規約や所有者の承諾も事前に確認します。
この記事では、新築・中古住宅への入居や引越しを予定している方に向けて、相談から施工までの順番と、建築会社・管理会社へ確認したい内容を解説します。
家具やカーテンが入る前は、窓の前に作業場所を確保しやすい時期です。
窓ガラスフィルム施工を行う時期
新築住宅の場合は、建物の管理権限がいつ施主へ移るのかを確認する必要があります。
引渡し前の建物へ、施主の判断だけで施工業者を入れることはできません。引渡し前に施工したい場合は、必ず建築会社やハウスメーカーへ確認してください。
| 時期 |
行うこと |
注意点 |
| 引渡し前 |
窓の写真・図面・ガラス情報を確認し、施工店へ相談する |
現地確認や施工には建築会社の許可が必要 |
| 鍵の受取り後 |
窓、ガラスの種類、寸法、施工場所を確認する |
引越し日から逆算して日程を調整する |
| カーテン取付け前 |
窓の前に物がない状態で施工する |
カーテン業者と同日にならないよう確認する |
| 家具搬入前 |
施工と仕上がり確認を完了する |
引越し業者の搬入時間と重ならないようにする |
| 入居後 |
窓の前の家具や荷物を移動して施工場所を確保する |
移動できない家具や設備は事前に伝える |
おすすめは「引渡し後から家具搬入前」
施工時期を決めやすいのは、鍵を受け取った後から、カーテン・家具・家電が入る前までです。
- 施主が建物へ入れる状態になっている
- 窓の前に家具や荷物がない
- ガラス全面を確認しやすい
- 脚立や施工道具を置く場所を確保しやすい
- カーテンや家具を移動する作業が発生しにくい
ただし、引渡し翌日に引越しを予定している場合などは、施工時間を確保できないことがあります。引渡し日と入居日の間隔が短い場合は、日程が決まった段階で早めに相談してください。
引渡し前に確認する5項目
現地へ自由に入れない時期でも、図面や建築会社からの情報を使って相談を始められる場合があります。
- 引渡し予定日
鍵を受け取る日と、建物へ入れるようになる日時を確認します。
- 引越し・家具搬入日
大型家具、家電、カーテンの取付け予定日も確認します。
- 窓の位置と枚数
平面図や窓配置図がある場合は、施工を検討している窓を確認します。
- ガラスの種類
単板ガラス、複層ガラス、Low-E複層ガラス、網入りガラスなどを確認します。
- 施工業者が入れる時期
引渡し前に現地確認や施工を希望する場合は、建築会社の承諾を取ります。
ガラスの仕様書や窓の図面をお持ちの場合は、窓の写真と一緒に送ってください。ただし、図面だけで施工可否を確定できない場合は、現地でガラスを確認します。
建築会社・ハウスメーカーへ確認すること
新築住宅では、ガラスへフィルムを施工する前に、建築会社またはハウスメーカーへ次の内容を確認しておくと安心です。
- 引渡し前に外部の施工業者が入ってよいか
- 窓ガラスの品番や仕様を確認できるか
- ガラスメーカーや住宅設備の保証条件に影響がないか
- 現場の駐車場所や搬入口を使用できるか
- ほかの工事と施工日時が重ならないか
フィルム施工がガラスや住宅設備の保証に与える影響は、契約内容やメーカーによって異なります。保証が心配な場合は、施工前に建築会社へ確認してください。
マンション・賃貸住宅で追加確認すること
分譲マンションや賃貸住宅では、鍵を受け取った後でも自由に施工できるとは限りません。
| 住宅の種類 |
確認先 |
主な確認内容 |
| 分譲マンション |
管理会社・管理組合 |
管理規約、窓ガラスの扱い、外観変更、工事申請 |
| 賃貸マンション・アパート |
オーナー・管理会社 |
施工の承諾、退去時の原状回復、剥離の条件 |
| 中古住宅 |
売主・仲介会社・施工店 |
既存フィルムの有無、ガラスの傷・ひび・欠け |
承諾が必要な場合は、口頭だけでなくメールや書面など、確認内容が残る方法を利用してください。
フィルムを選ぶ前に目的を整理する
入居前は窓の使用状況をまだ体験していないため、すべての窓へ同じフィルムを選ぶ必要はありません。
図面上の方角、周囲の建物、道路からの視線、庇の有無などを確認し、窓ごとに目的を整理します。
- 割れたガラスの破片対策を優先したい
- 床や家具への紫外線の影響を軽減したい
- 西日や窓際の暑さを軽減したい
- 道路や隣家からの視線を抑えたい
- 室内の明るさや外の景色を残したい
- 侵入対策を優先したい
飛散防止、遮熱、目隠し、防犯はそれぞれ目的が異なります。透明に見える製品でも性能は同じではないため、製品の性能表を確認して選びます。
Low-E複層ガラスなどは施工前確認が必要
新築住宅では、複層ガラスやLow-E複層ガラスが使用されていることがあります。
ガラスの構成、窓の方角、日射条件、影のかかり方、カーテンとの距離などによっては、フィルムの種類を変更したり、施工を見送ったりする場合があります。
- 単板ガラス
- 複層ガラス
- Low-E複層ガラス
- 網入りガラス
- 強化ガラス
- 型板ガラス
- 既存フィルムが貼られたガラス
ガラスの種類が分からない場合は、無理に判断する必要はありません。ガラスの隅にある刻印やシール、窓全体の写真を送ってください。
施工日までに準備するもの
相談時には、次の情報があると確認しやすくなります。
- 建物の所在地
- 引渡し日と引越し日
- 施工を希望する窓の枚数
- 窓全体の写真
- ガラスの刻印やシールの写真
- おおよその横幅と高さ
- 窓の方角
- 最も優先したい目的
- 建築会社や管理会社の承諾状況
写真の撮り方や寸法の測り方は、次の記事で詳しく説明しています。
窓ガラスフィルムの見積り前に準備するもの|写真・寸法・確認項目【大分】
施工当日にほかの作業を重ねない
施工当日は、窓の前に作業場所が必要です。カーテン業者、家具配送、家電設置、引越し業者などと同じ時間帯になると、作業場所や搬入経路が重なる可能性があります。
- 窓の前に荷物を置かない
- カーテン取付けと同時刻にしない
- 大型家具の搬入時間と重ねない
- 床や通路にほかの業者の資材を置かない
- 駐車場所や建物への搬入口を確認する
工事や配送が多い日は、フィルム施工を別日に分ける方が安全に作業しやすくなります。
入居前に間に合わない場合
入居前に施工できなくても、窓ガラスフィルムは入居後に施工できます。
その場合は、施工する窓の前にある家具、家電、カーテン、植木鉢などを確認します。移動が難しい物がある場合は、写真を送る際にお知らせください。
すべての窓を同時に施工せず、リビングの大きな窓、西日が入る窓、避難経路付近の窓など、優先したい場所から相談する方法もあります。
よくある質問
Q.引渡し前でも施工できますか?
建築会社やハウスメーカーの許可があり、現場へ入れる日時を調整できれば施工できる場合があります。施主の判断だけで業者を入れず、必ず事前に確認してください。
Q.引渡し当日に施工できますか?
時間を確保できれば可能な場合があります。ただし、鍵の受取り、住宅設備の説明、最終確認などと重なる可能性があるため、余裕のある日程をおすすめします。
Q.カーテン取付け後でも施工できますか?
施工できます。カーテンやブラインドの位置によっては、一時的な取外しや移動が必要になる場合があります。
Q.ガラスの種類が分からなくても相談できますか?
相談できます。窓全体、ガラスの端、刻印やシールの写真を送ってください。写真だけで判断できない場合は現地で確認します。
Q.窓1枚だけでも依頼できますか?
相談できます。まずは優先したい窓の写真、寸法、目的をお知らせください。
引渡し日と引越し日が決まったらご相談ください
新築・引越し前のフィルム施工では、フィルムの種類だけでなく、建物へ入れる日、家具の搬入日、カーテンの取付け日を整理することが大切です。
- 引渡し前は建築会社の許可を確認する
- 引渡し後から家具搬入前までの日程を確認する
- ガラスの種類と保証条件を確認する
- マンション・賃貸住宅は管理規約や承諾を確認する
- 施工当日はほかの工事や家具搬入と重ねない
大分県内の窓ガラスフィルム相談
HARU工房 いちまる
窓全体の写真、引渡し日、引越し日、施工したい窓の枚数をお知らせください。分からない項目は空欄のままで構いません。