施工日:2023年4月8日
「濃い遮熱フィルムを貼りたいが、ガラスの熱割れが心配」
窓ガラスフィルムは、希望する色や濃さだけで選べるとは限りません。
特に日差しの強い窓や大型ガラスでは、フィルム施工後の熱割れリスクを事前に確認することが重要です。
今回は、大分県を拠点とするHARU工房いちまるが、長崎県五島市の
鐙瀬(あぶんぜ)ビジターセンターで施工した事例をご紹介します。
展示物への日差しを抑えるために濃色フィルムをご希望でしたが、当初の候補は熱割れ計算の結果を踏まえて採用を見送りました。
ガラスの条件と希望する仕上がりを確認し、最終的に
3M スコッチティント ウインドウフィルム「スモーク5(RE5SMAR)」
を選定しました。
この施工事例のポイント
- 施工前にガラスの熱割れリスクを確認
- 濃色の3Mスモーク5を選定
- 大型ガラスのため、2枚のフィルムを使用
- 継ぎ目を抑えるスプライス施工
- 大分県外での出張施工
長崎県五島市・鐙瀬ビジターセンターでの窓ガラスフィルム施工
窓ガラスフィルムの熱割れ計算とは
窓ガラスは、日射を受けて温度が上がった部分と、サッシ内部や影になっている部分との間に大きな温度差が生じると、熱応力によって割れる場合があります。
これを一般に「熱割れ」と呼びます。
遮熱フィルムや濃色フィルムを施工すると、フィルムとガラスが吸収する日射熱の条件が変わります。
そのため、施工前にはガラスと窓の条件を確認し、選定するフィルムとの組み合わせを検討します。
熱割れの検討に必要な主な情報
- ガラスの種類・厚さ・大きさ
- 単板ガラス、複層ガラス、網入りガラスなどの構成
- 窓の方角と日射条件
- サッシへのガラスののみ込み寸法
- カーテンやブラインドの使用状況
- 建物や庇などによる影の入り方
- 施工するフィルムの性能
熱割れ計算は、施工可否を判断するための重要な資料ですが、将来の熱割れを完全に保証するものではありません。
実際の窓の状態や使用環境も含めて判断する必要があります。
希望していたフィルムを変更した理由
今回のご相談では、展示物に入る日差しをできるだけ抑えたいというご希望があり、当初はサンゲツの「パーフェクトブラック」を候補としていました。
しかし、対象ガラスの条件をもとに熱割れリスクを検討した結果、今回は採用を見送りました。
濃さだけを優先して施工するのではなく、ガラスとの適合性を確認することが重要だからです。
代替製品として選定したのが、3Mの
スモーク5(RE5SMAR)です。
濃いスモーク調の遮熱フィルムで、日差しやまぶしさを抑えたい窓に使用されます。
なお、スモーク5は黒色の不透明フィルムではありません。
見え方や光の入り方は、屋外・室内の明るさやガラスの条件によって変わります。
施工前にサンプルで色の濃さを確認することが大切です。
大型ガラスに3Mスモーク5を2枚使用して施工
大型ガラスに必要だった「スプライス施工」
ウインドウフィルムには製品ごとに規格幅があります。
窓ガラスがフィルムの規格幅より大きい場合は、1枚のガラスに複数枚のフィルムを並べて施工します。
この継ぎ目を「スプライス」と呼びます。
今回のガラスも規格幅を超えていたため、2枚のフィルムを使用しました。
濃色フィルムは継ぎ目や色の違いが目立つ場合があるため、フィルムの向きと位置を確認しながら施工しています。
現場では同業者様と協力し、継ぎ目を約0.5mmに調整しました。
2枚の施工に約3時間を要しましたが、大型ガラスの見た目と機能を考慮しながら仕上げました。
大型窓は、フィルムの規格幅も確認します
窓の横幅・高さによっては、1枚貼りではなくスプライス施工になる場合があります。
継ぎ目の位置や見え方について、施工前にご説明します。
施工内容
| 施工場所 |
長崎県五島市・鐙瀬ビジターセンター |
| 施工日 |
2023年4月8日 |
| 使用製品 |
3M スモーク5(RE5SMAR) |
| 施工方法 |
大型ガラスへのスプライス施工 |
| 主な目的 |
日差し・まぶしさ・展示物への光の影響を抑える対策 |
大分で窓ガラスフィルムを検討している方へ
大分市・別府市・佐伯市・杵築市・日出町などで、遮熱フィルムや濃色フィルムをご検討の場合も、施工前にガラスの種類と日射条件を確認します。
「できるだけ濃いフィルムを貼りたい」「西日を抑えたい」「大きな窓なので継ぎ目が心配」といった場合は、窓の写真とおおよその寸法をお送りください。
大分県外への出張については、施工面積・日程・移動条件を確認したうえで対応可否をご案内します。
大分県の窓ガラスフィルム施工専門店
HARU工房いちまる
窓の写真・寸法・ガラスの種類が分かる情報をお送りください。